聖墳墓教会は、1009年に、ファーティマ朝の第 6代カリフ・ハーキムによって破壊された。
第1回十字軍の当時、イェルサレムは、セルジューク朝の代官が治めていたが、1098年、アンティオキアの陥落の知らせを受けたエジプト・カイロのシーア派国家ファーティマ朝は、スンナ派セルジューク朝の危機に乗じて出兵し、1098年7月、40日間の攻城の末、イェルサレムを占領した。
ファーティマ朝は、十字軍がイェルサレムに迫ると、単独では、防衛が困難と考え、ビザンツ帝国に援軍を要請したが、その到来よりも先に、十字軍が来襲し、1099年7月に、イェルサレムが陥落した。その地を占領した十字軍は、イェルサレム王国を建てた。
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