米は、脱穀し、精米すれば、粒状のままで、調理できる。一方、小麦は、粒状のままでは、美味しく調理することができない。そこで、石臼が発明され、粉状に挽いてから、パンや、麺として、調理する。
石臼を、人力で廻すのが面倒だったので、水車や、風車の力を用いることにした。さらに、これらの動力による回転軸を変更して、石臼へと伝えるために、ギアや、シャフトなどの機械工学が誕生した。
これらの機械工学を踏み台にして、アークライトは、水力紡績機を発明し、水車で綿織物を生産できるようにした。これが、産業化のきっかけになった。やがて、水車に代わって、蒸気機関が工場を稼働させ、蒸気機関車が鉄道産業を興した。さらに、蒸気機関に代わって、電動モータが工場を電化し、電車を普及させた。
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