武田信玄の水中墓伝説

日本

1987年、武田信玄の水中墓伝説が注目を浴びる。国土地理院の委託で諏訪湖の湖底を水中ソナーで調査していた民間会社の技師が何かを発見。それは25mもある大きさで人工的に作られたような菱形の凹みであった。菱形は武田家の家紋であるため、信玄の水中墓ではないかとの期待もあり、当時大きな騒ぎとなった。

諏訪湖の湖底の調査は1988年から1990年までに5回も行われた。しかし、調査の結果、これが人工物であるということは確認できなかったのである。さらに調査を進めると、菱形の内部に3~4mの大きさの穴があることが確認された。

1989年の調査の際にはその穴の中から長さ70~80cmの金属と思われる物体が水中モニターで確認されている。ドラム缶の類ではないだろうかと言われているが、15cm大の文字で書かれた長さ25cmほどの石版や、桔梗の紋のお椀が1個発見されている。

また、菱形の凹みは東西に17~20m、南北に20数mの大きさの形状であることが確認されており、菱形の頂点が東西南北を指していることから自然の造形物とは考えにくいとされている。

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