九谷焼

文化

九谷焼は、大聖寺藩初代藩主の前田利治のもとで、1655年に作り始められた磁器です。鉱山開発の最中に、領内の九谷村で磁器の原料となる陶石が発見されたことがきっかけとなり、伊万里焼で有名な有田(佐賀藩)の技術を導入して、磁器の生産を始めました。

金沢での金箔生産については、1593年、加賀藩初代藩主前田利家が、豊臣秀吉の朝鮮出兵に従って、九州の名護屋にいた頃、秀吉から明の使節団の出迎え役を申し渡され、武者揃の際の槍などをきらびやかに飾るため、領地の加賀、能登にそれぞれ金箔と銀箔を打つように命じたとの史料があるそうです。

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