東トルキスタン

社会

東トルキスタンと言う国をご存知でしょうか?

国と言っても国連に加盟もしていなければ地図にも書いてありません。

通常は中華人民共和国の新疆ウイグル自治区と呼ばれる地域です。

この地域は中国、及び中国の歴代王朝の支配下では無く独自の地域として存在しました。

しかし、18世紀に清朝に征服され重税などを課されました

 

1946年まで独立国として存在し、ソ連などと関係を持っていましたが、東トルキスタンは中国共産党の人民解放軍「新疆開放」の名目に中国に征服・占領され、多くの人々が犠牲になりました。

 

・「計画生育」と言う名目で赤ちゃんを大量に強制中絶し(避妊手段も知識も無い環境で妊婦は密告され強制中絶。犠牲になった胎児はおよそ850万とされる)

・中国共産党の50回もの核実験によって75万人もの人々が放射能中毒で犠牲に

・「政治犯」として50万人もの人々が処刑

およそ1000万人もの人々が中国共産党に犠牲になっているのです。

現在でも東トルキスタンの人々は中国の圧政の下にあり、9.11テロ以降はテロ対策の名目で政治犯の処刑がさらに厳しくなっています。

 

中国国旗は、通称「五星紅旗」とも呼ばれています。赤い地色は共産主義革命を象徴し、大星は中国共産党と人民の団結を、4つの小星はそれぞれ労働者・農民・知識階級・愛国的資本家を表わし、黄色は光明を象徴します。また同時に、大星は中国本土を、4つの小星はそれぞれ満州・モンゴル・ウイグル・チベットを表わすとも言われています。

 

中国共産党は、上級国民である一部の共産党員を下支えする漢民族による数的優位を保つため、ウイグルやチベットで少数民族の民族浄化を実施しています。太平洋を挟んだ人権擁護を掲げる大国で白人の数的優位が揺らいでいるのとは対称的です。

 

ウイグル人が持つイスラーム意識が強まる場合、これが中東のアルカイダやアフガニスタンのタリバーンに連なる原理主義過激派と結びつく危険がある。既にウイグル人の過激派が国際的に暗躍している。過去にロシアのチェチェン共和国でイスラーム原理主義過激派に加わっていたウイグル人が拘束され、中国に強制送還されたことがある。さらに原理主義過激派の影響が、中国国内の回族(漢人のムスリム)に及ぶ可能性もある。いずれにせよ、ウイグル人問題が先鋭化することによって、中国国内にとどまらず、中央アジア、北コーカサス、中東など、広範な地域でテロや騒擾を誘発する危険がある。

 

ヤルタ会談で、ソ連と国民党政権との間で密約が交わされ、ソ連の求めるモンゴルの独立を認める代わりに、東トルキスタンは中国の領土であるとして新疆政権に合流されてしまった。1949年8月、国共内戦を制した中国共産党は、東トルキスタンの統治について話し合うとの名目で、東トルキスタン共和国政府要人を北京に呼びだした。しかし彼らが乗った飛行機はバイカル湖上空で爆発・乗組員全員死亡したとされ、ここに東トルキスタン共和国は名実共に消滅することになった。

「列強」と呼ばれる、それぞれの国民国家の国際的で苛烈なる生存戦略のためには、あらゆる非情が正当化されるのである。

 

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