電磁現象の本格的研究は19世紀初頭から始まり、イギリスのファラデーらにより、電気と磁気の間の密接な関係が明らかにされた。ファラデーは、磁場中にある物体に一方向に偏った光が通るとき、偏りの方向が回転すること(ファラデー効果)を発見した。これは、光と電磁現象の間に密接な関連があることを示している。
電磁作用が空間を順に伝わるというファラデーの考えを定式化し、古典電磁気学を完成したのはイギリスのマクスウェルである。その基礎方程式をみると、電場や磁場が波(電磁波)として伝わり、真空中では速さが光速となる。彼は、光はある振動数帯のなかにある電磁波の一種であると結論した。
この予言は、ドイツのヘルツが火花放電の実験をして確かめた
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