倭寇

生活

倭寇とは「倭による侵略」という意味で、中国、朝鮮では日本人海賊を意味する。倭寇の構成員は、前期倭寇では主に日本人と高麗人であったと推測されている。後期倭寇は大半が中国人であったという。

また、16世紀の豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)、日中戦争における日本軍も「倭寇」と呼ばれるなど、排日感情の表現として使用された事がある。

前期倭寇の最末期についての文献である、朝鮮王朝実録の『世宗実録』二十八(1446年)十月壬戌条には、「然其間倭人不過一二而本國民仮著倭服成黨作亂」とあり、真倭は一割、二割にすぎず、残りは我が国の賎民であると記述されている。

後期倭寇は、終始、中国人が中心であり、『明史』には、日本人の倭寇は10人の内3人であり、残り7はこれに従ったものである(「大抵真倭十之三、從倭者十之七。」)と記されている。

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