HACCPの原型

産業

工業製品の品質検査では、
①抜き取り検査
②全数検査
などが行われています。

初期の有人宇宙船に積み込む宇宙食では、この全数検査に近い方法が用いられていました。つまり、製造した食品の大半を検査で消費してしまい、残った僅かの部分を宇宙に持って行ったとのことです。製造コストを無視した宇宙食なればこそ出来た検査法で、一般の食品工場で行うわけには行きません。

また宇宙食においては、より確実な食中毒防止対策が必要で、NASAではピルスビリー社という食品メーカーと協力して確実に食中毒を防止するための食品製造工程での品質管理システムを開発し、これが現在のHACCPの原型となっています。

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