「戦略的パートナー」であるロシアと中国

経済

露中両国は互いを「戦略的パートナー」と規定し、首脳の頻繁な相互訪問により親密な関係をアピール。両国の二国間関係は、長年の懸案であった国境問題が2004年10月に解決されて以来、経済・軍事面を中心に発展。2010年以降、中国は,ドイツ・オランダ両国を抜き,ロシアにとって最大の貿易相手国となっている。

 

ロシアは上海協力機構といった、CIS(独立国家共同体に加盟する中央アジアの旧ソ連諸国)以外の多数国間枠組みも活用。2015年1月には、ユーラシア経済同盟が創設され、中国が「一帯一路」の一環として進めるシルクロード経済ベルト構想との接合に向けて調整を行うなど、地域を超えた関係強化も志向している。

 

ロシアとインドは、2000年に戦略的パートナーシップを宣言。毎年1回の首脳会合開催について合意され、2015年12月のモディ印首相の訪露時には第16回年年次首脳会合を開催。2009年以降、ロシアにとってインドは最大の武器輸出相手国。一連の要人往来を通じて軍事技術協力及び原子力協力を推進している。

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