特に退役原潜解体作業に当初から加わっていました。しかし、ソ連が日本海に放射性物質を不法投棄していた事実が判明し、日本海の環境保全の観点から、互恵の原則の下、より積極的に関与する方針を打ち出しました。1993年低レベル液体放射性廃棄物処理施設「すずらん」の供与を決定したのです。
日露非核化協力の最初の事業として1996年に建設が開始され、2001年11月、正式にロシア政府へ引渡しが行われました。さらに現在、原潜を解体する過程で形成される原子炉区画を長期間にわたり安全に保管するための「原子炉区画陸上保管施設」に対する協力に向けた協議も進められています。なお、1993年以降、ロシアによる放射性廃棄物の海洋投棄は行われていません。
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