日本

生活

掛取り商人

長年掛取りに経験を積んだ人が、こんな事をいった。 おおむね掛金は取りやすい所から集めて、片づけにくい相手とわかっている家へは、最後にねじこんで行くがよい。 下手なことをいって言葉尻をとられぬように気をつけ、先方から腹を立てさせるよう...
軍事

神田大尉と山田少佐

行軍中、先頭小隊の交替を命ずる山田少佐の号令が聞えた。神田大尉はその号令を聞くたびに神経質に唇を震わせた。 彼は、今まで、大隊長山田少佐を信頼していた。尊敬もしていた。軍人らしい軍人だと思っていたが、今度の雪中行軍における山田少佐の態...
日本

日本人と武器の帯同

日本では……農民をはじめとして、すべての者が、ある年齢に達すると、大刀と小刀を帯びる。……彼らは、不断の果てしない戦争と叛乱の中に生きる者のように、種々の武器を所有することを、すこぶる重んじている。(ルイス・フロイス『日本史』) ...
日本

苅田、狼藉、濫妨  藤木久志

中世の社会の現実は、あいつぐ戦争の時代でしたし、さらに間氷期で地球が冷え込み、西欧でもアジアでも、したがって日本でも、程度の差はあれ、冷害・日照り・長雨のあいつぐ、凶作と飢饉と疫病と戦争の時代でした。 いったん村が戦場になれば、敵...
文化

世阿弥「命には終りあり、能には果てあるべからず」

世阿弥「命には終りあり、能には果てあるべからず」 得意分野では、他人よりは勝っているという意識が働き、外部の忠告や意見をつい軽く考え、配慮や慎重さに欠けてしまいがちになってしまいます。 自信は、説得力の源ともなりますが、気の緩み...
政治

廃藩置県と琉球

明治政府の廃藩置県は1871年に行われたが、琉球に対しては1872年に琉球王国を廃して琉球藩を置いた。 1874年、琉球の漁民が台湾の先住民に殺害された事件を機会に、日本は琉球は日本に属するとして台湾出兵を強行。清朝は抗議したが、...
政治

岩田梅岩

石田梅岩は、士農工商は世界を秩序づける原理で、天下を治めるには1つも欠かせないと言います。「君主の仕事は世の中を治めること、君主を助けるのが士農工商の四民の職分。侍は位をもつ家臣、農民は農村の家臣、商人は市井の家臣である」。つまり、社会...
政治

徳政令と土倉

1297年に我が国最初の徳政令が出された。鎌倉幕府が制定した御家人所領取り戻しを中心とする法で、文永・弘安の役以降の鎌倉幕府の財政難がはじまりである。そのとき、恩賞をもらえなかった御家人の経済的破綻は、鎌倉幕府の根本を揺さぶることになる...
政治

分一徳政禁制

徳政令を出せば、土倉役・酒屋役(税収)が減ってしまう。そこで、室町幕府は「分一徳政令」を考え出した。借金の10分の1の「分一銭」を借り手が払えば徳政令を出し、貸し手が払えば徳政令を出さず、貸し手の権利を認めるというもの(分一徳政禁制)で...
生活

倭寇

倭寇とは「倭による侵略」という意味で、中国、朝鮮では日本人海賊を意味する。倭寇の構成員は、前期倭寇では主に日本人と高麗人であったと推測されている。後期倭寇は大半が中国人であったという。 また、16世紀の豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄...
タイトルとURLをコピーしました